たまには北に行こうかということで、「海ほたる」までやってきました。
西寄りの風に押されてえっちらおっちらと3時間ほどかかってしまいました。
この日は空気が澄んで、東京湾の何処までも見えるので、じゃ行ってみるかと舳先を向けたのはよかったですがなかなか着かずに苦労しました。
海ほたるには残念ながら上陸は出来ません(と思います)。
緊急係留は出来そうですが、当然緊急でもないのでとっとと引き返しました。
ここまで来るのに、羽田空港の沖を通ることになります。
新しい滑走路の建設工事用と思われる機械(塔)が何本か建てられていました。
途中の洋上で見ていて楽しい?のは、羽田を飛び立つ飛行機を見るくらいですので、ちょっと観察してみました。
南風ですから、離陸はC滑走路から我々の方に向かって飛び立ちますので(遠いですが)。
まず、気づいたのは4発機(つまりB747ジャンボ)が少ないことです。
騒音が大きく燃費が余り良くないジャンボは国内便としては時代遅れになってしまいました(居住性は良いのですが)。
ちなみに、騒音規制で大阪伊丹空港は出入り禁止になりました(4発機が)。
次に、エンジンの音が気によって随分違うように思えます。
案外、カラカラというような機械音が聞こえました。
排気音が静かになったことでそういった音が聞こえるようになったのかもしれません。
離陸した飛行機は、左に旋回して北方へ向かうか、そのまましばらく南に向かうか(しばらく行って西に向かう)、右旋回して西に向かうかに大きく分けられます。
同じ西に向かうにしても、旋回を始めるのが機によってかなり異なります。
離陸してすぐに旋回する機もあれば、東京湾の真ん中まで来てから回り始める機もあります。
飛行機の特性なのか、パイロットの癖なのかよく分かりませんが、空にも見えないコースがあると思っていたのでちょっと意外でした。
下から見ていると、ゆったりと大きく旋回する方がやっぱり安心感があります。
飛行機が出てくる映画でヒラヒラと翼を傾けるシーンのような旋回は、見ていての面白みはありますが何か不安感が感じられます。
ところで、この日の一番の見モノは、低い薄い雲を通過するときに、主翼の上面に「ボーテックス」と呼ばれる白い雲が沸き立つ瞬間を見られたことです。
ほんの一瞬ですが、主翼を同程度の大きさの雲が翼のすぐ後ろに出来て消えます(飛行機雲のように引きません)。
思わずみんなで「お~!」と声を出してしまいました。
もし、主翼が見える席の(ボーテックスを知らない)乗客はびっくりするでしょうね。
下から見ていてもはっきり見えるのですたら、翼に何かが起きたと思うかもしれません。
あと、薄い雲に飛行機の形に影が写るのを初めて見ました。
飛行機が移動しながら影も移動していく様子はちょっと不気味な印象がありました。
もし乗客が下を見ていれば薄い「ブロッケン」が見えているはずです。
ブロッケンはどこから見ても妖怪じみたものなんですね。
ほかにも、A滑走路に降りる機を見てるのも面白かったのですがこの辺にしておきます。
BSMからはちょっと遠いですが、チャンスがあったらこうやって飛行機を見て楽しみたいものです(時刻表とかの準備をするともっと面白そうです)。
海ほたるからも同じように観察出来そうなので、機会がある方はしばらく空を眺めてみるのをお勧めします。